留学1ヶ月経過
寮に到着して早々、食器類が放置されてコバエが大量発生している見るも無惨な共有キッチンを目の当たりにしてお先真っ暗だと落胆したあの日から1ヶ月。
結論から言うとお先は全然真っ暗ではなかった。むしろ日本にいた時よりも生き生きとした生活が送れている気がする。もちろん授業の課題の難しさと自分の英語力に落胆したりほぼ毎日誰かがフライパンや食器を放置しているのを見つけてイライラしたりと楽しいことばかりではないが、それでも前向きでいられるのはここウプサラのおかげだと確信している。
寮からキャンパスまでは自転車で15分、澄んだ冷たい空気を吸いながら木々の間を走り抜け、教会の鐘が鳴り響く街の中心部へとペダルを漕ぐ毎日。こんなに清々しい気持ちで学校に向かったことが人生で一度でもあっただろうか。1時間半近く息苦しい殺伐とした電車に押し込められて通学していた頃を考えれば今の生活は天国だ。夜の星空もこれまた綺麗で街を一望できるウプサラ城から見る星空は何時間でも眺めていられる。何時間でもと書いたが実際は寒過ぎて9月末にオーロラを探しに外に出た時は気温3℃で3時間が限界だった。ジンを飲んで寒さを凌いでいる人を見た時はさすがヨーロッパと思った。
目の前には豊かな自然、上には星空。
下を向いているのは勿体ない。
そう思わせてくれるこの街と出逢えて本当に良かったとつくづく感じている。
落ち込むこともあるけれど
私、この町が好きです。
今の私にぴったりな台詞。しかも魔女の宅急便のモデルはスウェーデン。このキキの台詞を言わずにはいられなかった笑
北欧最古の大学、北欧最大級の大聖堂等まだ触れていないウプサラの魅力がたくさんあるがそれは別の機会に…
Hej då!
寮からの景色。先日リスが窓の外の木々を渡り歩いているのを見ることができた。
ウプサラ城からの景色。目の前にはボタニカルガーデン。
街の中心を流れる川。ウプサラ大聖堂は街のどこからでも見つけることができる。